こんにちは、はっしーです。
前回は視能訓練士協会ってなに?費用は?などを協会員歴15年以上の視点からお話させていただきました。
今回は、加入した後にどういった恩恵が受けられるのか、それがメリットになりえるのかを話していきたいと思います。
仕事をする上で生涯学習は必須です。
視能訓練士に限らず医療職・技術を持つすべての職種の方々は、日々進歩する医療技術や機器に対応すべく、日夜学習に取り組まなければいけません。

国家試験終わってさらに勉強なんて嫌すぎる!!
と思うかもしれません。
しかし、よーく考えてみましょう。
専門学校や大学を出て視能訓練士になった皆さんは、それぞれの進路へ向かいます。
大学病院・基幹病院・中小の病院・クリニックなど規模の違いはでてくると思いますが、就職先でははじめに色んなお仕事を覚えていくと思います。
機器の使い方やそれぞれの手順、患者導線やルーティーンなど業務内容を覚えていく過程で、より効率的に・より迅速に検査を進める事を考えていきますが、その思考の内容は学校で学んできた内容の復習も含まれているのではないでしょうか?
そう、業務を覚えるのも勉強の一つなのです。
ある程度、検査件数を積んだ若手の方であってもベテランでもそれは変わりません。
(再)就職した。新たな仕事を覚える。新しい機械を導入した。などすべて勉強です。
講義を受けて、試験があって、点が付いて、評価されるという学校教育から
仕事を覚えて、(施設によっては到達試験があって)、評価されるという臨床・業務へとシフトするわけです。点数で出ていた評価項目が仕事の出来高へと変わります。仕事が評価されると最終的には給与へ反映されていくことになります。
試験で点を取るための勉強は、患者さんのより良い検査結果を求めて素早く・的確に視機能を評価できる知識や技術を身につける勉強へと切り替わるのです。
覚える業務量は施設ごとに違うでしょうが、復習して学び続けるのであれば手探りで項目ごとに飛び飛びするよりも方向性を持って学びを進めていける方が効率が良さそうですよね?
そこで活用してほしいのが、加入する恩恵その1視能訓練士協会の生涯教育制度です。
恩恵その1 協会の生涯教育制度
生涯教育制度は協会の設立理念に則った形で運営されています。
視能訓練士の
意識を高めて
知識や技術の向上を図り
臨床で働き続ける力を身につけること
を目的にしています。制度は大きく分けて3つのプログラムに分かれており、協会Hpを見ると以下のような方が対象とされています。
プログラム化されたカリキュラム
〇 基礎教育プログラム:新人教育プログラム修了者、もしくは資格取得10年以上
〇 専門教育プログラム:基礎教育プログラム修了者(認定視能訓練士)
各プログラムの対象は、国家資格取得からの年数や前プログラムの修了が条件となっています。
ここで注意してみてもらいたいのは、新人教育と基礎教育の対象年数です。新人教育は5年以内対象、基礎教育は10年以上が対象になります。
資格年数6年から10年の方で途中から生涯教育を受けられないか?そんなことはありません!
というように、働き始めて、はじめは職場の仕事を覚える事に集中しておられた方がより研鑽を積むために途中から生涯教育を受けたいと考えた場合の救済策も用意されています。この救済策、実を言うと私が受講していた制度初期にはありませんでした。その時期に制度を受けれずに協会を離れてしまわれた方の話も聞いたことがあります。。。
新人・基礎とプログラムを進めると、基礎教育プログラム修了といくつか条件を満たすと視能訓練士協会が認定する認定視能訓練士になることができます。
認定視能訓練士の申請には資格取得年数ではなく臨床経験日数が必要となってくるなど少し条件が複雑です。(私が取得したのは約10年前ですが制度面は大きく変わっていません)
詳しい条件や認定に至るまでの費用などを含めて改めてお話させていただこうと思います。
コメント